言葉

言葉

 

 

みずみずしい詩にレトロな言葉を放り込む

不調和の調和

 

シャレた詩をシャカリキになって書く

不純な純

 

今までどれだけの詩を書いてきたのか

僕は知らない

 

もうすっかり忘れ去った詩がある

他人の詩を眺めているように読んでしまうのかもしれない

 

いくつも不揃いの言葉を並べてきた

ペンからワープロに変わり

いつしかパソコンがないと書けなくなってしまった

 

履き良い靴を履くように書かなくてはならない

どこへも行かないのに

行った気になって書かなくてはならない

 

早朝の清らかな葉っぱに溜まった一雫の水滴が

霞がかった小池に落ちるのを見て

ひとつの人生と重ね合わせてみる

 

開かずの踏切で立ち止まりながら

たった一言が繋がるまで

情景の通過を待つのだ

 

従順な言葉と出会い頭の言葉で

真っ白な風景に街や都会が現れて来る

 

テーブルに座って注文した詩に

思いがけない言葉が盛り合わさって運ばれて来ることがある

それをフォークで押さえナイフで切る

中まで火が通っているかどうかを確かめる

 

いずれにせよ

言葉にはもう随分借りをつくってしまった

これからも上手に機嫌を伺いながら

付き合っていかなくてはならない

 

果たして

いつまで傍にいてくれるだろうか