「10円。」 -7 - 完
前号までのあらすじ
大変だった・・・。
「10円。」 第7章 完
「◯◯まで、お願いします。」
「よっしゃあ!イレブン乗車記念や!振り落とされんよう、しっかり、掴まっといてやー!!
行っくデェえーーー!!!」
「はい!お願いします。ん?『掴まっといてや・・・』? 掴まる?」
「ぅわー!!!!な、何しますのん!! み、見えまへんがな!!」
後部座席で掴めるものは、運転手さんの頭だけだったのです。
↑
やーい!( ̄▽ ̄) 盛った!盛った!!
後部座席と運転席の間には、パネルがありまーす( ͡° ͜ʖ ͡°) つかめまーせん!!
⏫
申し訳ないですが「ウケ」狙わせていただけませんか!?賭けてるんです。
↑
書けてま〜す〜よぉ〜🤣 どうぞ、行っちゃってくださ〜い
↑
はい、はい、はい💢!!!
イレブン、続けます・・・。
「あはは。つい。東京は左側。関西は右側なので、こうかな?と。」
↑
それエスカレーターです
「新しいでしょ?ね?ね?(笑)」
「いやぁ、かないまへんなぁ。イレブン(笑)」
「何や、楽しくなってきましたわ。よっしゃーああああっ!!
アクセル踏みまっせぇ!!」
渋滞でした・・・。
大事なことを忘れてました。
「その痴漢がね。金がなくてむしゃくしゃして、僕のお尻を触ったと告白したので
すよ。」
「わかりますわ・・・。」←なんでだよ!!
「このイレブン。困った人を見ると放っておけないのです。」
「それで?」
「財布の中にあった全額、10万円をあげましたよ。」
「そうやなぁ。10万円あれば、触れますよってな・・・。」←お前たちorz・・・
「私、イレブン。言いましたよ。」
「何と?」
「諦めるなよ。前部もお願いしなさいとね。ふふ・・・。」←はい。芥川賞落選
「男イレブンや!わしの思った通りの男や!いい話や。」
「(窓の外の景色を見るように)あいつ・・・泣いてたな。」
「あきまへん・・・。前の車がにじんでますわ。」
↑
BGM (音、うっすらとスタート)「悲しい色やね」歌 上田正樹
「そんなこんなでね。イレブン、今、一円も持っていないのです。」
「・・・?」
「いやいや、ちゃんと料金はお支払いいたしますので、どこかコンビニに寄っていただ
けませんか?お金を下ろしてきますから。」
「💡!! イレブン!イレブンですやん!コンビニでっしゃろ!?
イレブン言うたら、あーーーそこですな!!」
「はい。ローソンお願い致します・・・。」
「・・・。お、思った通りや!!」←この人のこれまでの生き方、凝縮されてます
そして、無事、ファミマを見つけ財布に10万円が入ったのです
↑
ツッコミたいですが、ひとまずヨカッタよかった
あの時の気持ち、あの時の安堵感は忘れません←わかる、わ、わかるよイレブン・・・
そして、ついに燦然と旗のなびく極秘サミット会場に到着したのです←ホテルです
僕は、穏やかな顔をしていました←一人称では使いません。
「やあ!イレブン!!」
「あー鈴木さん!!」
「おーい!イレブン!!」
「佐藤さん!!」
「イレブン!こっち、こっち!!」
「ひさっしぶり!田中さん!!」
「早いねぇ!イレブン!!」
「高橋さんこそ!!」
すでに、たくさんの秘密情報部員たちが、地球防衛軍の制服で集まっていました。
ヘルメットにネクタイが、りりしい。
「伊藤」「中村」「山本」「小林」「加藤」「吉田」「山田」
↑
日本でいちばん多い名前です。スパイだろ!あんたたち・・・
「相変わらずだなぁ。イレブンは。その痴漢、一生感謝してるよ。」
「まぁ、この時代に生まれた僕の意味だからな。」
↑
オマエ、10月25日リリースのNew Album。もう誰も信じてませんから
「それはそうと、先に受付で名前を書いてきなよ。」
「そうしよう。」
受付に向かいながら、何気に驚いてしまいました。
その日のサミットの多さに。
「◯◯の間 地球防衛軍極秘サミット」
「◯◯の間 全国パチンコ屋 お祝いチンドン屋集団、持ち芸披露会」
「◯◯の間 全国おかまの会 ホモのけ姫」 元、恋人の夏樹は来てるかなぁ?
↑
真実しか語らない週刊誌、ネット記事参照
一瞬、迷いましたが、帰国から、ここまでのことを整理し「極秘」というキーワードにより、頭の良い僕は、受付を間違えませんでした。
↑
おい!間違えて、もう、オチ『完』にしろよ!!
受付嬢の前に立ちました。
「イ、イっレブン!!」
「そう、イレブンです。」
↑
オマエ、今日の11:05分に乗った新幹線で
「イレブンファイブ」に決まったんだよな!?
なんで、世界中が知ってるんだよ!!変だろが!!!!
今まで、どんだけ読者が我慢して来たと思ってるんだよ!!
「お名前と住所をお願い致します。」
僕は、2036年からの使者。先に僕を置いて帰っちゃったジョン・タイターから、
「これだけは忘れるな。迂闊なことは死につながる」と、言われていたのです。
書きました。
忘れてました・・・。
名前を書き込んだ後、同じく横にいた人がご祝儀袋を渡していましたので、
「あっ!そうそう。」
「カバンの中に入れておいた、5万円入りのご祝儀袋を手渡したのです。」
「・・・・。。。。。。。。。。。・・・・・・・・・・。」
固まりました・・・。
「ご、5万・・・円・・。じゅー・・・え・・・ん・・・。
あった、あった、あっったっっあー!!!
👀っ!!!
な、なんでだよ!!しゃ、シャベルの手はなんだったんだよ!!・・・orz」
差し出したはイイが、手放せないご祝儀袋・・・。
受け取ろうとする受付嬢・・・。
お互いが引っ張り合う、ご祝儀袋・・・BGM 雷音・・・
イレブン、イヤイヤと顔を振りながら涙目・・・。
いやぁ、笑いました←オマエ、絶対、頭悪いです
僕のミッションは、身体を張ったギャグだったようです・・・。
完・・・。
ご拝読、ありがとうございました。
次回。
「隣のおじいちゃん」
ご期待ください。