安定〜衰退

以前、僕は、生きる過程を4つに分けてみました。

いちばん力を持つのは、

「誕生」

の、時です。

誕生には、「決心」と「勇気」と「野望」が、備わっています。
また、誕生には「清さ」がありますので、周りの温かい応援があります。

そして、

「成長」

に、入ります。

「軌道に乗る」ということです。

物事の過程に於いて、この「成長」は、未来永劫失ってはならないことです。
この時に、必ず経験するのは「嫉妬」や「邪魔」です。

しかし、成長の時期には、いちばん勢いがありますので、
そういうものさえ、振り切ることができるんですよね。

「成長」には「次から次に」が含まれています。
ここで、達成感を感じてしまうと、

「安定」

に、入ります。

「安定」は「維持」です。
「守りに入る」と、いう姿勢です。

「安定」は、外から見える景色です。
なので、「誕生」「成長」過程を知らない人たちが、安住を求めてやってきます。
「先住」は「安住」を求めてやって来た人に、物事に「安定はない」ことを、徹底的に叩き込む必要があります。

もし、自己の中に「安定」を感じたら、それを境に、

「衰退」

が、始まります。

この「衰退」というやつ。
「成長」と、同じくらい勢いがあるんですよね。

「衰退」を食い止めることができるのは「抜本的な改革」そして、その「意識」です。
しかし、それに成功した例は、歴史的にも稀有です。

運動選手の「引退」と、今述べた「衰退」は、全く次元の違うものです。

もし、「維持」という言葉を肯定的に使うなら、

「成長の維持」

でしょうね。

朝方、ある記事を目にしまして、
そんなことを、自分に言い聞かせました。

今、 僕が書いている歌詞は、

20歳そこそこで東京に出てきたときに見たものと、今の僕に見えているものがテーマになっています。
そう、僕たちの知らない昔の人たちが見たものと、今、僕たちが見ているものは、同じなんです。

違いは「景色」や「環境」だけなんです。

「時代」に、責任はありません。
ただの移ろいですから。


ASKA

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