新聞の取材でした

昨日の撮影は、7月発表となる出来事に付随した撮影でした。

その中の1枚を「インスタ」に上げたんですよね。

撮影に関わるスタッフのスケージュール調整が、非常に難しく、
そんな中で、やっと取れた時間でしたので、慌ただしい中での撮影でした。

撮影終了後、そのスタジオで、ある新聞の取材を受けました。

いろいろ発表がつづきますが、
ここ「Fellows」では、読み落とし、見落としがないようお伝えさせてください。

先ほど、友人からメールが届いていました。

この国に於いてのストリーミングの状況です。
アーティストへの還元率の記事でした。

イギリスを含むヨーロッパよりは、少しだけマシな配当ですが、
やはり、その記事では、

「分配率を上げなくてはアーティストはいなくなる」

と、いう内容でした。

先日、とても有名なアーティストが、

「ストリーミングを始める」

と、もの凄い出稿量の宣伝をテレビでやっていましたが、
あれは、ストリーミングの宣伝と、他のアーティストへの「呼びかけ」が含まれていたように感じます。

テレビで紹介されていたアーティストは、「ストリーミングのCMを引き受けた」ということでしょうから、
特別な分配率契約も結んだはずです。

イギリス、アメリカでは、そうですので。

今日送られて来た記事によると、
この国では、100万回聴かれて「42万円」程度の分配であることが分かりました。
全ての権利を、著作者が保有している場合には、変わりますが、ほぼ、著作者は保有していません。

従って、これに税金がかかって来るわけです。
新曲ための楽曲制作は捻出できません。

思うのですが、100万回聴かれるアーティストは、いったいどのくらいいるのでしょうか?

これまで、危険を察知した日本のレコード会社が水際で食い止めて来たことが分かります。

それでも、ストリーミングに参加するかどうかは、アーティストの判断ですので、
これより、参加するアーティストは増えていくでしょう。

つまり、レコード会社は消え、アーティストの活動源はライブのみとなりますので、
今後、ライブのチケット価格は、急激に高騰します。

そうなれば、お客さんはライブに行けなくなる。

アーティストは、また、ライブチケットの価格を下げる。

そうなると、

「ライブでも楽曲リリースでも収益を上げられなくなったアーティストは、
活動ができなくなり、いつか、ほとんどのアーティストがいなくなる」

そうなるまでは、もっと細か流れがあるでしょうが、
大雑把に説明すれば、上の構図を描くことになるのは、だいたい間違いないでしょう。

ストリーミングは時代が生んだもの。
言わば、世の中が生んだもの。

育てるのは、世の中です。

アーティストは、ストリーミングの波に飲まれるのではなく、
表面を滑って行けばいい。

プロモーションとして利用すればいいんです。

楽曲全てを投じてしまった、その行く先にあるのはアーティスト活動停止。
そして廃業だけです。

新聞取材には、直球では語りませんでした。

ポップス、ロックだけではなく、

「音楽」

を、守らなくてはならない時代になりました。

7月の発表をお待ち下さい。


ASKA(2018/6/29 9:37)

 

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