デビッド・フォスターに会って来ました。

「デビッド、あなたが僕の音楽を変えたんです」
「私の音楽が?」
「あなたの音楽を見つけてから、僕の音楽は根底から変わりました」
「そうなんだね。」
「はい。僕は、あなたと仕事がしてみたいし、できればフレンズに・・・」
「フレンズになるかい?歌ってみなよ?」
「え?」
「さあ、歌ってごらんよ!!!」
「どこで?」
「ここで!!今!!!」

実は、以前、ここで「デビッド・フォスター」のことを書きました。
僕の音楽が変わったのは、デビッド・フォスターを知ってからだと。

それを書いた2日後に、デビッドと会えることになったのです。
信じられませんでしたが、僕は、日頃ここで言って来たことがあります。

「良いことだけ考えればいい。それをイメージすることが実現につながる」

と。

言霊ですよ。

逆を返せば、悪いことは考えてはならないし、イメージしてはならないということになります。

あの日、

「いつかデビッドと仕事をしてみたい」

とも、書きました。

今日のデビッドは、いつものようにお客さんにフレンドリーで、サービス満点でした。

ライブ後、楽屋に案内されたのです。
不思議と、緊張はありませんでした。

「やっと、会えた」

という、気持ちだけでした。

文頭で、お話しした状況になったのです。

「ここで!!今!!!今、歌ってごらん!!」

デビッドの曲を歌っても意味がないと思ったんですね。
僕はデビッドに曲を書いてもらいたいわけではなく、プロデュースしてもらうことが夢でした。
楽屋にはピアノがありました。

「OK、デビッド。では、今からアドリブで歌ってみるね」
「いいよ!!いいよ!!聴かせてみなよ」

あり得ないチャンスです。
僕は、思いつくままにメロディを作り、アドリブで歌いました。
録音しておけば良かったと思ってしまうくらい、良いメロディが出たのです。

「ワオ!!素晴らしい!!これは素晴らしい!!!」

デビッドは、バンドメンバーの拍手を誘いました。
楽屋が、拍手でいっぱいになたのです。

「デビッド、今日僕は最近リリースしたアルバムを持って来てて、
 もうすでにデビッドの手に渡ってると思います。」
「ああ(バッグの方を見て)、まだ貰ったばかりで聴いてないから、かならず、聴かせてもうらうよ」
「ありがとうデビッド!じゃ、またお会いしましょう」
「OK!明日、朝、会おう!!!」

このジョークがただのジョークなのか、とても気に入ってくれてのジョークなのかはわかりません。

今、僕には何が起こるかわかりません。
ただ、間違いなく、全てが良い方向に向かっていることは間違いありません。

デビッド・フォスターの音楽に出会って、始めて書いた曲が

「LOVE SONG」

です。

いろんな人たちから、

「一体、何があった?」

と、言われた曲です。

僕の音楽を変えた人。

デビッド・フォスター

今日、また、新しい出会いがありました。

僕は、デビッドの仲間「Friends」に入って、ワールドツアーをしてみたい。
もちろん、その前に単独でワールドツアーを行ってみたい。

帰りの車の中で、マネージャから、聞かされたのですが、
僕が歌い出してすぐ、マネージャーの顔を見て、

「ワオ!!」

という目配せと素ぶりをしてくれたのだそうです。

いつか、実現したらいいな。
特別な夜になりました。

 

www.fellows.tokyo


ASKA