ツアー、後7本か・・・。

1月6日「大阪公演」をお待ちいただいていたみなさんには、突然の「高熱」のため、「延期」というご迷惑をおかけしてしまいました。

本来「追加公演」であったはずの、

「3月13日大阪フェスティバルホール

を、「振替公演」とさせていただきました。
申し訳ありませんでした。

残り「7本」ですね。

ほぼ全公演「ソールドアウト」でステージに上がらせていただいていますことを感謝いたします。

しかし、7公演中、

高崎(群馬)公演
新潟公演

は、「ソールドアウト」にはなっていません。

みなさん、僕に気を使ってか、
いろんなところで声を掛け合ってくれていますが、
いいんだよ。

この2公演は、初めから「苦戦地区」で、挑んだのですから。

前回の「新潟公演」も、そうでしたからね。
最後に「C&A」で、お邪魔した時も「ソールドアウト」にはなりませんでした。

それでも、僕は、やる意味を優先した。

僕は、デビュー当時から守って来ていることがあります。
これだけは、必ず守り通すね。

客席を埋めるために、また見栄えを良くするために、
「ただ券」だけは絶対にバラまかない。

これはプロになるときに決めたことでした。

なぜならば、アマチュアの時に「ただ券」を頂いて、
数回、プロのライブを見に行ったことがあるからです。

確かにプロのミュージシャンは、アマチュアとは違いました。
でも、それだけだったのです。

次に、そのミュージシャンたちが福岡に来たときに、
お金を払って、観に行く気にはなりませんでした。

なぜなら、前回「ただ」で観てるから。

もちろん、これは僕の感覚であって、
「戦略」「戦術」的にそれが必要なアーティスト、
そして「そのような時期」というものがあるでしょうから、
一概に否定はできませんが、僕はやらない。

例えば、2000人の小屋で半分しかお客さんが入らなかったとしても、
僕に興味を持ってチケットを買ってくれたお客さんたちと最高の時間を過ごす。

これが、

「対価」

です。

C&Aが、アジアで大成功できたのには、いくつかの要因がありますが、
その中でも、

「『ただ券』はバラまかない」
「開演間際になってのチケットの『ダンピング』はやらない」

これを、徹底的にプロモーションしたからです。

結果、全各国「ソールドアウト」となりました。

特に、アジア圏の場合、
お客さんの多くが「開演直前のダンピング」を待つ習慣があったんですね。
その情報が、予め耳に入っていましたので、

C&Aはやりません」

を、徹底しました。
成功した要因のひとつではありますが、そのひとつは大きかったと思っています。

「ただ券」を手にしたお客さんは、その程度のお客さんですので、
ライブを楽しむことへの興味が希薄なのです。

ライブ中に帰ったりしますからね。
帰らなくとも、参加しただけ・・・。

次回、チケットを購入してくれるお客さんにはなりません。

友人からチケットを譲って貰ったり、
また、業界人との繋がりによるケースならあるでしょう。
それなら「代々木体育館」を10日間やったときにもあった。

それに関しては「出会い」と、捉えていますので気にしてはいません。

今日、何を伝えたいかと言えば、

「高崎(群馬)公演」
「新潟公演」

を、

「ソールドアウトすることに、拘らなくてもいいですよ」

と、いうことです。

「アーティストパワー」という言葉を、良く耳にされるでしょう?
ソールドアウトにならなかったということは、
今、この時期に、その場所を満席にする、
僕の「アーティストパワー」がなかったということだけです。

そして、

「この時期」

を、強調させてください。

「次は更に」と言いたいでしょう?

初めてライブを観てくれたお客さんが、

「なぜ、前のライブを観ておかなかったんだろう」

と、思わせることが、僕の仕事です。

いつもそのような気持ちでライブに挑んでいます。

その上で、今回のライブ、
少しでもたくさんの人たちに観ていただきたいというのも本心です。

自信を持って言えるから。

残り、7本。

明日は「渋谷ラインキューブ」、
一緒に「龍」が空に昇るような高揚感のある空間をつくりましょうね。

 

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ASKA