事実は小説より奇なり。

みなさんの中には、いや、世間では、

 

「なぜ、ちゃんと検尿を受けず、お茶なんか入れたのか?」

「やましいことがあったから、そうしたのではないか?」

 

そう思われている方々が、たくさん存在しています。

そうですよね。

普通は、そう思います。

思って当然です。

 

そして、陽性。

 

「お茶から、覚せい剤の成分が検出されるわけないじゃないか。」

 

よって、

 

ASKAは、クロだよ。」

 

思考の道順から、そこにたどり着くのは自然なことでしょう。

僕も、逮捕された日から、なぜそうなったのかを、絶えず考え続けていました。科捜研が間違えるはずはないのですから。

 

しかし、僕はやっていない。

だが、検出されてしまってる。

このスパイラルから、抜け出せずにいましたが、

数日後、ひとつの推理にたどり着きました。

 

取り調べの刑事に、それを伝えました。

 

「さすが、作詞をされるだけあって、よくそんなことを思いつきましたね。」

「いえ、作った話ではないのです。」

 

その推理が証明されたのは、逮捕から10日目あたりだったと思います。

それを裏付ける物証が発見されたのです。

その後の僕は、

 

「これで、僕が有罪になることがあれば、この国は変です。」

 

取り調べでは、毎日のように、その発言を繰り返しました。

事実は小説より奇なり。

 

この経緯を、このブログや、限られた文字数の媒体で説明してゆくのは、不可能です。

そして、頂いたコメントの中に、正解者がいたことに驚きました。

それを、誤解なく、ちゃんと説明するには、時間もページも必要です。

 

僕に、しばらく時間をくださいね。

 

その前に、やらなくてはならないことが、まだまだあるのです。

20日間の拘束でした。6時半起床。9時消灯。

今、コーヒーを片手に、これを書いています。

 

自由って本当に素晴らしい。

 

ASKA