とっさの女・・・

急性アルコール中毒は年間約1万人と聞いたことがあります。

 

僕らのスタッフにも、二人いまして、どちらもC&Aの打ち上げの時でした。

二人とも、動けなくなり、脈の上昇がありました。

 

一人は女性スタッフです。

 

名前は言えません。 C&Aにもっとも近い女性スタッフだとしか言えません。

やはりね、バレてしまうと、立場がありませんので・・・。

彼女の名誉も守るためにも。

 

すぐに「急性アルコール中毒」だと、わかりました。

もう、ろれつも回らなくなり、会話ができません。

 

「ぐ、ぐるじー・・・。」

 

すぐに、救急車を呼びました。

全員、危ないと感じたのです。

 

間も無くサイレンと共に救急車は駆けつけ、彼女は担架に乗せられました。

みんな、シリアスな状況を受け止め、黙ってそれを見つめています。

 

最悪の場合は「死」に至ることも知っていますので。

 

隊員が、質問します。

 

「どんな具合ですか!?」

「◯❌&@>う〜・・・。」

 

聞き取れません。

 

「お名前は!?」

「み◯こ・・・う〜・・・。」

 

ダメだ・・・。名前も言えない状態だ・・・。

ニックネームを告げてます。

 

「それ、本名ではありません!」

 

スタッフの一人が、隊員に伝えました。

 

「み◯こさん、本名はなんですか!?」

「〜&$◯・・・。」

「なんですか?」

「あ◯の#%こ〜・・・。」

 

やはり、もう言葉を満足に発することができなくなってます。

スタッフ全員「危ない・・・」と、思っていました。

 

「ご年齢は!?」

「$&〜ざい。う〜・・・」

「はい!?聞こえません!何歳ですか!?」

「う〜・・・さんじゅー・・・。」

 

その時でした。スタッフ全員が同時に、

 

嘘つけぇ!!!!

 

まったく、死にそうになってるその状況でも、年を偽ろうとする

 

とっさの女・・・。

 

「大丈夫です。早く連れて行ってください。よろしくお願いいたします。」

 

ウーウーウ〜

 

救急車は、夜の街に消えて行きました。45歳を乗せて。

今も、尚、語り継がれている話です。

 

マー坊の救急車話から、赤丸急上昇した話です。

 

 

ASKA