やっと感謝を伝えることができました。
2月に福岡で歌わせていただきました「FUKUOKA」。
その時に様々な問題を払いのけ、
「ASKAを福岡が応援するんだ!守るんだ!責任は私がとる!!」
と、号令をかけてくださったTNC(テレビ西日本)の局長さん、
そしてその時のスタッフの方々との食事会でした。
メールでは、感謝の気持ちを送らせていただきましたが、
やはり、改めて感謝の意を伝えたいと申し出、今夜の食事会となりました。
あの日と、同じでした。
熱く、そして温かいチームの皆さんでした。
あの日、やはり、たくさんのメディアがテレビ局に集まったそうなのです。
「中途半端な興味で、想いを壊されたくない」
わざわざ中継車を稼働させ、市内のレコーディングスタジオから中継してくださいました。
いきなり現実的ですが、
お金、かかっただろうなぁ・・・。
しかし、
「応援できたこと。それが我々の喜びです。」
と、仰ってくださいました。
そんな方々を前に、僕は、お礼を述べただけでは気が済みません。
必ず、お返しとなるようなことを実現させていただきたいと思っています。
福岡というより、九州を拠点に活動しているお笑いの「ゴリけん」と、いうのがいます。
すっとぼけたやつでして、C&Aそして、僕のコンサートは欠かしたことがないというやつです。福岡では、知らない人はいない。
彼には、早く全国区になって欲しいな。どこを切っても愛嬌たっぷりの男でして。
そう・・・「愛嬌の万華鏡」みたいなやつです。
その食事の最中に「ビビる大木」君から、電話が入り、今度、東京で、一騒ぎやろうと。
今日、仕事がなければ、福岡まで駆けつけてくれることになっていたそうなのです。
お礼のための食事会なのに、
そんなことされると、また、お礼を言わなくてはならないじゃないか・・・。
なんか、言葉がないな。
感謝だけです。だらけです。
とても、幸せなひと時を送らせていただきました。
その食事処に行く前に、友人がレコーディングをやっていましたので、
そのスタジオに顔を出しました。
宮崎出身のポプコンの後輩です。
コッキーポップなどでも、よく一緒に出演していましたね。
彼は、5ヶ月前に「脳梗塞」を患い、
現在リハビリ中なのですが、音楽への情熱を失わず、右手だけで音楽に取り組んでいました。
みんな、音楽へ向ける情熱は本物なのです。
その音楽が、世の流れで価値を失っていく状況だけは食い止めなくてはなりません。
僕は、今、あることに取り組んでいます。
音楽は、それを作り出すミュージシャンと、それを手にするリスナーとが、
同等でなくてはならない。
今、シーソーは、完全に世間へ傾いています。
それでは、ミュージシャンが消えてしまう。
音楽の価値を取り戻さなくては。
ミュージシャンは、ミュージシャンが個人商店を持つ時代に入ったことに、
早く気付かなくてはなりません。
目の前に立ちふさがる壁は、強靭で分厚くて高い。
しかし、その壁を見上げるだけでは始まりません。
「フランス革命」
なんて言葉を思い出します。
今、音楽業界において、民衆とは「ミュージシャン」だと思うのです。