定年
僕の多くの友人たちは、今年「定年」を迎えます。
もちろん、定年後も働くことができるやつは「居残り」の制度というものがありますが、収入は半分以下になります。
僕の父は「自衛官」でしたが、父の定年は「51歳を迎える前日まで」でした。
僕のデビュー後でした。
隊員たちが、敬礼で横一列になったその前を、最後の制服を着て、
口を真一文字にし、涙で歩いていた光景を覚えています。
僕の友人のほとんどは、定年後の職が決まっていません。
「60歳」か・・・。
僕は、笑われるでしょうが、
自分は、まだ「40歳半ば」のような感覚しかありません。
知らないことばかり。
やれていないことばかり。
今後、どんなことがあろうとも、
僕の定年は、
「この世を去る時」
そんな気持ちでいたいなと思っています。