やばいよ、やばいよ!
先ほど、久しぶりの歌番組に出演しました。
海外からの生中継だったんです。
突然でしたので、皆さんにお伝えできませんでした。
場所は「インド」からでした。
出演はC&Aで。
曲目は「黄昏を待たずに」
そして、ソロで「Too many people」の2曲。
まずは、「黄昏を待たずに」を歌い終わりました。
3時間スペシャル番組でした。
番組のトップバッターをC&Aが飾りました。
生番組で歌詞間違いを、お約束のようにやってしまいまして、
「ダメだ、こりゃ!」
でした。
で、ソロは、トリを飾ることになっていましたので、2時間以上、待つことになったわけです。
土道という懐かしい景色でしたので、次の出番まで、少し歩いてみようかと。
大きな広い通りを渡り、路地裏を歩いてみました。
すぐに農園地帯になりましたので、日陰で涼んでる農民の方々に手を振ったりしながら歩きました。
中継地は、その広い道路沿いにありましたので、いくら僕がウルトラ級の方向音痴であろうとも、その細道を真っ直ぐ歩いて、左に曲がり、また左に曲がれば、その広い道に戻れるだろうと思ったのです。
ところが「コの字型」になっているだろうと思っていた道が「扇型」になっていたようで、目的の場所に帰られなくなりましてね。
慌てて、来た道を引き返そうとしたのですが、来た道が分からなくなりまして、大慌てとなりました。
本番の時間に間に合わなくなる可能性が出て参りました。
で、村人に道を聞こうとしたのですが、誰も英語が分からないわけです。
いくつかの日陰の集団に、声をかけて回りました。
「誰か、英語が分かる人はいませんかぁーー!?」
やっと、一人の青年が手を上げてくれまして、まぁ、ホっとしましたね。
「日本から来ていて、散歩してるうちに道が分からなくな
ってしまった。ここいら辺りで、一番広い道路はどこ
だ?」
「◯◯ストリートのこと?」
「道路の名前は分からないけど、とにかく急いでる。教え
てくれないか?」
「いいよ。では、〇〇ルピー貰える?」
「わかった。それでいい。とにかく急いでる。」
「じゃ、近道を通ろう。着いておいで。」
その青年は、小さな池に飛び出してる石をぴょんぴょんと軽やかに渡り、こっちへおいでと。
僕は、子供の頃から、そういうのは得意でしたので、彼の後に続いて、ぴょんぴょんと渡ったのですが、4つ目の石で滑ってしまい、池の中に落ちてしまいました・・・。
何がマズイかって、衣装を1パターンしか持って来てなかったのです。
これは、スタイリストの「グランドクロスくにこ」に、怒られてしまう・・・。
あいつ、包丁振り回すからなぁ・・・。
とりあえず、岸まで泳ぎ着いて、上がろうとしたのですが、その池の水が、泥水のように重たく、なかなか上がれないのです。
「手伝えよ!」
青年は、大笑いしています。
「笑うなよ!本当に時間がないんだよ!」
普通であれば、ひょいと上がることができるのですが、
まるでオイルの中にいるように水が重たいのです。
これ、うまく上がることができたとしても、ずぶ濡れで、
ソロ楽曲を歌うことになってしまいます。
まぁいいや。
それさえもネタにすればいい。
青年は手を伸ばして、僕を引き上げようとするのですが、
手が滑り、何度も何度も池の中に逆戻りしてしまいます。
マズイ・・・。
本当に、本番に遅れてしまう。
知らない土地で、方向音痴が散歩などしなければよかった・・・。
もう、足をバタバタ・・・。
あ、上がれない・・・。
そこで、目が覚めました。
布団を跳ね除けていました。
なんで、久しぶりの海外が、インドの農園なんだよ!
で、何で、歌番組スペシャル3時間海外生中継なんだよ!
「夢日記」
として書いておきます。
あー参った・・・。
5時09分。
もう一度、寝ます。