「今」

昨日は、ガクリと寝てしまいましたので、すっきりとした朝を迎えました。

後、3日でコンサートツアーの初日を迎えます。

「よく、ここまで頑張ったね」

と、言ってくれる方々がいます。
そう見え、そう映り、そう思ってくれてのことなのでしょうから、

素直に

「ありがとうございます」

と、答えます。

でも、僕は、話の流れが止まらないよう、

その言葉を使っていることが多いのです。

相手が話している時に、

相手が話しやすくするための「相づち」のようなものです。

なぜなら、僕には「頑張ってここまで来た」と、

いう気持ちがないからです。

 

「当たり前」の気持ちしかありません。

何事もなく、ただベテラン組に近づいていくという、

普通の活動を続けていたら、到底知りえなかったことを、
ここ4年間で数多く知ることができました。
体験ができました。

今後の人生において、

自分にとって本当に大切な人を知ることができました。
得ることができました。

「大切な人」ということに関しては、
「選別」という言葉は違いますね。
相手に取っても、僕は「選別」された立場でしょうから。

「知ることができた」
「得ることができた」

やはり、こちらの方が適切でしょう。

「頑張ってここまで」

と、いう言葉は使いませんが、それでも、

「いちばん苦しい時」

と、いう言葉は使います。

そんな「いちばん苦しい時」に、

何もなかったかのように側に居てくれた人たちがいました。
そのような人たちがいてくれたから、

ここまで「明日」を見て来れたのだと思います。

そして、ずっと僕の歌を聴いてくれた人たちがいた。
「巡り合わせ」とも「縁」とも言える新しい人たちが、

僕の歌を、そして僕を見つけてくれた。

今、この場所、ここが「今」なんです。

「今」を意識して1日を生活する人はいないでしょう。
しかし、左右を分けてしまう場面に出くわした時、
その時を判断するにおいて「今」を意識することは重要です。

「暴走」と言われた時もありました。
「身勝手」と言われた時もありました。

そんな中でも、遠くを見ての「今」を大切にやって来ました。
そして、11月5日という「今」を、迎えようとしています。

それでも、まだまだ先を見ての「今」だと言えます。

今回のライブにおいては、みなさんは遠くを見る必要はなく、
その瞬間、その時間を、思い切り楽しんでください。

いや、一緒に楽しみましょう。

さて、今日は、

いよいよ60人のオーケストラの方達と迎える渾身のリハーサルです。

また、3人だったりして・・・。

いやいや、そんな「今」は受け止められるかーい!!!
じょーじゃんじゃない・・・。

おはよう。


ASKA