明日より「台湾」へ行ってきます。

海外のライブは、その国のオーディエンスが対象に見えますが、
僕は、そう考えていません。

これは、僕が海外生活を経験したからこその考えです。

海外に住む「日本人」。

もう、今はネットの普及により、海外に住んでいても、日本の出来事、情報はすぐに得ることができますので、
僕がイギリスで生活をした約30年前とは、まったく違うでしょうね。

その頃の日本人コミュニティでは、日本で発売された雑誌などを、回し読みしていました。
今は、もう、そんなことはしないでしょう。

ネットさえあれば、遠くに住んでいても、

「遠くのすぐ隣」

ですからね。

それでも、やはり日本のシンガーとして、
海外生活をされています日本人の元に足を運ぶ意味はあると思うのです。

今の僕が、それに値するかどうかは分かりませんが、
少なくとも僕には、そんな気持があります。

それと、もうひとつ。
「海外のオーディエンスとひとつになりたい」日本からのオーディエンス。

そのひとつになる瞬間の光景は、そこに居た人にしか分からないものです。
海外ライブには、独特の空気があります。

それを収められた映像を観られる方々には、また、別の感覚が生まれます。

自分が日本人であることの喜び、
異国人であることの確認。

それらを伴って、やはり一番は、海外のオーディエンスへ。

僕は、先日の「CS放送」で、

「楽曲は生まれた瞬間にワールドワイドであるべきだ」

と、語りました。

放送をご覧になっていない方には、誤解を生むような表現ですが、

「音楽は、生まれた瞬間に世の中のものだ」

と、いう例えです。

この「世の中」は、「海を越えた国」と、いう意味も込められています。

何にせよ、「創った作品は、そうでありたい」と、いう1音楽家の願いです。

明日から「台湾」。
来週は「香港」。

今回「シンガポール」は、どうしてもスケジュールが合いませんでした。
大所帯でのスケジュール調整は、本当に大変です。

僕は、過去に未来に、生きていません。
「今」を生きています。

「自分の今」に集中し、そのなかで、最大限の「想像」を働かせ、
楽しめるライブを行って来ますね。

先ほど、連絡がありました。

みなさん、ご希望の「バインダー」は、再来週から再販できるようです。
また、会報の「バックナンバー」は、少し遅れで受付が始まるようですね。

台湾、暑いだろうなぁ・・・。

 

www.fellows.tokyo


ASKA