アイドル。

アイドル。

好きですよ。僕は。

 

世の中には、なくてはならないものだと思っています。

時代の象徴として、常にアイドルがいます。

 

アイドルとミュージシャンに線を引いて、ミュージシャンを「本物」と、呼ぶ傾向が常識となっていますが、

 

「アイドルには勝てないなぁ・・・。」

 

と、いう気持ちがいつもあります。

 

それを、いちばん強く感じたのが、東北の震災のときでした。

僕は、常々ステージでも語ってきましたが、あのとき僕は、動けなくなってしまったんです。

この国の誰もが、同じことを考えていました。

 

「自分にできることは、何かないだろうか・・・。」

 

この国が、紛れもなくひとつになった瞬間でした。

 

そんな時、被災地の、とある体育館に、「AKB48」が、現れたんですね。

沈みかえっていたこの国に、元気の泉のように現れました。

あの時、被災者となっていた、小、中、高生の顔は忘れません。

本物と呼ばれている、どのミュージシャンにもできないことを、一瞬にしてやってのけました。

 

本当に、思いましたねぇ。

 

「この国に、この時に、AKB48がいてくれて良かった。」

 

アイドルもプロです。

世の中を喜ばせるのに、アイドルもミュージシャンもありません。

 

そこに居る人を幸せな気持ちにする。

 

そんな音楽を作っていきたいなと思っています。

だって、

Beatlesは、世界中のアイドルですから。

 

ASKA