帰宅。
どういう風に説明しようかなぁ。
レコード、こんなに素晴らしかったんだなぁ。
全部の楽器が、ひとつずつ、粒となって聴こえます。
音に、包まれる感じ。
自分が、そこで歌っているようでした。
自分の息遣いに酔っても仕方ないわけですが・・・。
昔よく、言われてました。
「レコードは『入り口』と『出口』で決まるんだよ。」
「針」と「スピーカー」と、いうことですね。
時代の進化によって、レコードの溝を切るカッティングマシンも、さらに進化していました。デジタル制御ですので、より精密になっていました。
今日、立ち会わせていただいたカッティングマシンは、
世界に82台しかないものなのです。
1機ごとに、ダメ出しが行われ、改良を重ねて来たマシンの、
78台目ということでしたので、もっとも性能が良いマシンです。
それを使ってのカッティングが決まりました。
溝に針は置きません。
レーザーを照射させるのです。
この技術は、以前よりありましたが、
デジタルとアナログの良いところを、融合させた機器になっています。
先日、僕は、
「このスタジオのスピーカから飛び出てくる音を、みなさんに聴かせたい。」
と、言いましたが、
これ、実現しそうです。
あと、少ししたら、
もうひとつ、朗報をお伝えできると思います。
今、スタッフが交渉を頑張ってくれてます。
さあ、僕はレコーディングだ。
明日は、ロサンジェルスと、僕の部屋が繋がります。
海外レコーディング。
それをリアルタイムで、僕の部屋で行うのです。
疲れている暇はありません。
喜びでいっぱいです。