Mix Down(音の最終調整)中。

先ほど、Mix Downを一度止め、

その間に、今回のアルバムでの特別なことをしました。

 

ほとんど、睡眠をとっていなかったエンジニアが、

今、ソファで寝ています。

もう、2日間泊まり込みなのです。

 

しばらく、眼が覚めるまで、寝かせておこうね。

 

次から次に、やりたいことが起きてしまい、

とうとう、Mix Downへ、しわ寄せが来てしまいました。

 

明日の朝までに、やり終えなくてはなりません。

エンジニアの三浦ひとりでは、間に合わなくなってしまいました。

 

そこで登場してくれたのが、先日、MV撮影後に紹介させていただきました、

通称「石やん」。

 

デビュー曲「ひとり咲き」からの長い付き合いのスーパーエンジニアです。

 

昨夜、急遽駆けつけてくれまして、

間に合わない2曲を持って帰りました。

 

現在、ふたつの部屋で、Mix Downが行われています。

僕は、ここで、Mix Downを。

 

石やんは、自分のスタジオでMix Down。

 

出来上がりを、ここに送ってくれ、

それを聴いて、細部の指示。

 

そして、また、届く。

 

これを繰り返しながら、

明日の夜明けに、全曲が完成します。

 

そして、そのまま、それをCDにするために、さらなる調整の、

デジタルマスタリング。

 

それを終えて、出来上がったアルバムが、プレス工場へ向かいます。

 

明日の夜明けまで、もう一踏ん張りです。

 

ソファで仮眠をとっている三浦が起きましたら、

僕が仮眠をしようと思っています。

 

ある程度の調整が行われ、楽曲として聴けるようになるまで、

おそらく5時間ほど、寝られますからね。

 

明日の明け方、

1回目の乾杯をします。

 

マスタリングも、数回やり直すでしょう。

Mix Down曲をディスクにする上で、膨らんだ音を、シャープにしたり、

引っ込み思案な音を、ちゃんと定位置に並べさせたり、

アルバムが凸凹な音量にならないように、レベルを統一したり・・・。

 

マスタリングのお仕事は、様々です。

 

僕も、未だに、音の仕組みがわかりません。

周波数で音に凹凸を作るのですから。

 

画像処理で例えるならば、

 

「エンボス加工」

 

の、ようなものです。

 

今朝方、5時から8時くらいまでは、眠さと戦いましたが、

今は、割と平気な時間帯に入ったようです。

 

波がありますので、また、どこかで猛烈な睡魔が襲って来るでしょう。

 

40年近く、やって来てるのです。

くぐり抜け方は知っています。

 

みなさんの元へ、早く届けたい。

僕らの思いは、一枚岩です。

 

 

ASKA