「その時」
「すごいことを始めましたねぇ?」
ひとりのアーティスト、いや、名のあるバンドのひとりから電話がありました。
先日出演した「AbemaTV」を観て「Weare」を設立した意味が、わかったとのことでした。
実は、アーティストとして十分に活動、そして食べていけている人には、
ほとんど、声をかけていません。
なぜならば、そのアーティストには、背景も立場もあるでしょうからね。
電話をくれた彼に、僕が説明したのは、
「普通の配信サイトがひとつできたと思ってくれたらいいよ。他の配信サイトと違うところは、Weareは、アーティストたちが運営をしていく配信サイトってこと。」
これは「Weare理念」にも書いてあります。
曲げるつもりはありません。
世間への見え方は、僕が立ち上げたように見えますが、
それなら、今はそれでいい。
多くのアーティストが、疑問を抱えながら活動している現実の中、
その疑問を形にしただけです。
みんな、同じことを考えていたのです。
ただ、話だけで終わっていた。
「失敗する」
ということは
「何もしない」
と、いうことです。
誰も、契約の中で活動をしています。
僕には、僕を束縛するものが何もない。
言葉は、適切ではありませんが、僕は「契約から解放された」状態になりましたので。
彼が、わざわざ電話をくれたということは、
ね?
そういうことだと思うんです。
「Weare」は、僕の配信サイトではありません。
僕は「Weare」で、配信を希望した「DADAレーベル」の、アーティストのひとりなだけです。
彼も、これからの配信はハイレゾ音源だけになるだろうと語っていました。
「今はまだ400円・・・。」
まだまだ、高すぎる。
「その時が来たら、連絡します。」
いいよ。
いつだって。
「その時」が来てからで。