僕がこの年齢のときには、こんな歌、歌えなかったなぁ。
今月の30日に、リリースです。
そのアーティストは「宮崎薫」と、言います。
以前にも、一枚リリースしているのですが、
そのときは、自分のやりたかったことが、できなかったらしく、
ずいぶん、悩んでいたものです。
しかし、今回のアルバムは、快作極まりない。
他の若手シンガーと同じで、アルバイトをしながら、
ここまでたどりつきました。
僕も、楽曲ができあがる過程を、近くで見ていたのですが、
彼女には彼女のイメージがはっきりありましたので、首は突っ込まず、このときを待っていました。
親バカではないことを、伝えさてくださいね。
今の音楽業界において、彼女の音楽が陽の目を浴びないとするならば、もう何が音楽かわかりません。
いま、思うんです。
デビュー作は、あれで良かったんじゃないかと。
あれから、いろんなことを学び、自分のいちばん得意とするスタイルを見つけたのだと思います。
7曲入りのアルバムですが、メロディ構成において、僕の出番はありません。本当に、素晴らしい楽曲を生み出すようになった。
彼女の武器は、詞:曲。
しかし、それを遥かに超越するのが声です。
僕は、彼女に歌を教えたことはありません。
中学生のときに、初めて彼女の歌を聴き、驚いたのです。
もう、すでに歌心は兼ね備えていましたね。
彼女は、洋楽ばかりを聴いて育ちましたので、フィーリングは、日本人ではないのですが、このアルバムでは、日本語をとても大事に、そして丁寧に伝えようとしているのが分かります。
今では、一緒に歌ってみたいシンガーのひとりになっています。
メロディは、ところどころニヤリとするものがあります。
気持ちの良いところが同じ気がします。
とにかく歌が上手い。
ぜひ、聴いてみてください。