未来の人よ

次の曲の仮タイトル

「未来の人よ」

と、なっています。

映画「ブレードランナー2049」に、こんなシーンがあったんです。

荒廃された未来は、一面砂漠でして、その真ん中に突如ビルが過密化した都市となって現れるのです。

印象的なシーンがありました。

一人の男が、その砂漠で野生の花に出会うんです。
その男は、それを大事そうに土から掘って、ビニール袋に入れて持って帰るんですよね。

僕は、未来の人に、こう伝えたくなったな。


                 未来の人よ ずっと僕たちは
                 今日まで緑に 囲まれてるよ 


今のところ、そう書いています。

このままかもしれない。
書き換えるかもしれない。
全部なくなるかもしれない。

僕は、その映画を観ていて、あるところを思い出しました。

「ドバイ」

 です。

「人は住めない」と、言われていた沙漠に深い深い鉄鎚を打って建てられた都市「ドバイ」。
今は砂漠であっても、その昔はちゃんと「土」だったわけですので。

今、地球は、ものすごい勢いで砂漠化しています。

モンゴルの「ゴビ砂漠」・・・。
地球上で、4番目に大きな砂漠です。

日本に一番近い砂漠です。

日本には、毎年、その「ゴビ砂漠」から「黄砂」が飛んで来ます。

僕らが子供の頃にも、すでに大きかったのですが、いまでは、難なく日本をすっぽり包み込む大きさとなり、
それは中国本土を侵食し始めています。

ふと、思ったんですよね。

僕は、ドバイに行ったとき、
砂漠の中で完全近代化された都市の華やかな部分ばかりを感じて帰って参りました。

「住んでみたい」

と、さえ思いました。

完全に観光地です。

ドバイでは、

「水は石油より高価」

だと、言われています。

なぜ、そんな場所に世界中からお金が集まったのでしょうか?
なぜ、「世界政府」の会議が「ドバイ」で、行われたのでしょうか?

世界一高いタワー
世界一大きな水族館
世界一大きな国際空港
世界一大きな人工島
世界一大きなショッピングモール
世界一大きな屋内スキー場
世界一長い無人運転鉄道
世界一大きな観覧車
世界一大きな映像装置
世界一長い救急車
世界一大きな発電&淡水化装置
世界一大きなテーマパーク

そして、「ドバイ・ファウンテン」と呼ばれる、世界一の噴水ショー。
完全にプログラムされた噴水ショーが、1日2回行われます。

なるほどね・・・。

僕は「ブレードランナー2049」を観ていて、やっと「ドバイ」の意味がわかりました。

日中の最高気温「50度」
湿度「100%」

そんな、住みづらいところなのに、2年先に建てられるマンションでさえ完売しています。
ドバイの中心地から、どんどん離れたところに建設されていますので、新しいマンションは、常にどれも、
「2500万円」くらいです。

その後、そこも、中心地近くと言われ出しますので、すぐに何倍もの価格になるでしょうね。

「ドバイ」は、これから人類が迎える様々なこと・・・。
つまり、この地球で生き抜くための実験都市ではないでしょうか?

なら、一つだけ、間違ってることがある・・・。

これに気がつかなくては、意味がない・・・。

僕には、それを乗り越える方法がありますよ。


「未来の人よ」

あなたたちは、僕らの愛の結晶だよ。
それに気づいてくれるだろうか?


ASKA

 

www.fellows.tokyo