もう一つ書こうかな。
今日は、時間があるので、もう一つ。
「共産国」「社会主義国」
以外の、民主主義国。
とりわけ「先進国」のミュージシャンで、政治を語らないのは、
この日本だけです。
それが「良いことなのか」「悪いことなのか」は、また別の話です。
この国が生んだ、「何となく」の風潮なのでしょう。
と、言って、そうだな。
僕も「政治」に関しては、多くを語っていませんね。
支持する政党を公表することもしません。
海外では、自分が推進する政党の旗を振るミュージシャンも少なくない。
しかし、1970年頃は、この国でもそうだったんです。
「政党」にではなく、国に声を上げるミュージシャンたちが現れ、
世の中が、国民が政治に目を向けていました。
昔から、僕のことをご存知の方は、今日のような僕の発言には、
大して違和感を持たれないと思います。
やはり、イギリスに住んだことが大きかったな。
福祉の国「イギリス」。
イギリス人だけではなく、すべての人種。
誰が病院に行っても、医療費がタダなんです。
お金がかかる病院は「プライベート病院」でして、
分かり易く説明するならば「Vip」かな。
少し違うかもしれませんが、
そのように説明すれば大雑把に理解していただけると思います。
このブログでも話題になりました、大ヒットした映画、
「ボヘミアン・ラプソディ」
その中で、「ライブエイド」がありましたよね。
ミュージシャンが集まって行った「アフリカ難民救済」のためのイベントです。
「1億人の飢餓を救おう!」
が、スローガンでした。
海外では、あのような発想のイベントが大小関わらず、行われます。
ところが、この日本はそうではない・・・。
逆に「売名行為」などと、言われてしまう。
日本のミュージシャンは、みんなそれを避けていました。
僕は、向こうのミュージシャンの考えに深く感銘を受けたこともあり、
ロンドンレコーディング中、C&Aスタッフに、「スローガンを立てよう!」と、発案しました。
そのスローガンは、
「日本最大級の売名行為をしよう!!」
でした。
そして、帰国後、
コンビニエンスストア「ファミリーマート」と組んで行ったのが、
「セーブ・ザ・チルドレン」
でした。
今では、珍しいことではなくなりました。
その頃からかな。
僕が、感じたことを発信するようになったのは。
そして、思うことがありました。
「影響を与えよう」などが根底にある発信が、
どれほどチープで滑稽か・・・。
「影響」とは、受け取った人だけのものです。
今日の僕の「丸山穂高衆議院議員」のエントリーは、
政治を語ったものではありません。
「世の風潮」
が、テーマです。
確かに「戦争」などという言葉は、出してはなりませんね。
特に「公職者」は。
「丸山議員」も、この国が「ロシア」と戦争すれば、
どうなるかなど、わかりきってますよ。
「失言」は「戦争」という言葉より、
「酔っていた」の方が、僕には重く感じます。
僕は「ビルボードクラシックス」で語りました。
「例え、どんなことがあったとしても、戦争だけはしてはならない」
と。
日本国民の願いです。
僕のような立場の者が口にする「政治」という2文字に拒否反応されるのは、日本人に植え付けられてしまった「保守概念」だと思うのです。
今日のケースでは、僕の発言に危険を感じてくれてのことですので、
少し意味合いが違いますね。僕を守ろうとしてくれての発言ですからね。
大丈夫です。
ちゃんと理解しています。
「主張」があれば「反対意見」がある。
とても自然なことです。
僕は、もう「セーブ・ザ・チルドレン」の時に、散々言われましたので、
世の中に声を発信することへの抵抗はありません。
ただ、「風を読む」ことが重要なこともわかっています。
「TUG of C&A」の会員のみなさんは、
20数年間「セーブ・ザ・チルドレン」を支え続けてくれました。
この国では、全く知られていなかった「セーブ・ザ・チルドレン」が、
世間に認知されましたからね。
僕の起こした事件により、
それから離れなくてはならなくなってしまったことは深い痛みとなっています。ライブでは、毎回「募金箱」が設置されていました。
本当に長い間ありがとうございました。
また、いつか近いうちにそのような活動を行いたいと思っていますので、
その時には、お付き合いください。
長くなりました。
「政治」ということに縛られず、
このような話の時には「日本」を語りましょう。
僕が知る限り、今、日本はピンチです。
限りなくピンチです。
そして、言い続けてきたこと。
「ピンチはチャンス」
一般論は大切ですが、一般論を美化する大衆になってはならない。
大衆ほど無責任なものはありません。
どうか、政治家の皆さんは、
世間の声は聞いても、
世間に合わせた政治は行わないようにお願いしたい限りです。
そこに未来がしっかり見えているならば、
大衆を振り切っても信念を貫いて欲しいと思っています。