親子揃って1勝1敗

実は、父も「1勝1敗」だったため、リーグを上がれませんでした。

父は、過去1度だけ、
1試合が引き分け。
そして、もうひとつの試合が「1本勝ち」だったことがあります。

表面上「無敗」ですよね。

しかし、父はリーグに勝ち上がれませんでした。

高齢者剣道大会は4人リーグでも、他の3人とは当たりません。
2人の選手としかあたりません。

そのルールにより、父はリーグを勝ち上がれませんでした。

同じリーグの別の選手が「2本勝ち」、そしてもうひとつの試合を「引き分け」にしたからです。

勝率としては、共に「1勝1分け」です。
その、「共に1勝1分け」でも、

「1本勝ち」
「2本勝ち」

と、「1本」の差ができてしまいました。

父がリーグ敗退をしたのは、今日が、その時以来ですね。

実は、今回、父は試合に出られる状態ではなかったのです。

ここでもお伝えいたしましたように、右手中指と薬指を、車庫のドアに挟み、
中指の第2関節から先が「粉砕骨折」してしまい、指の形はあれど、骨がない状態ですので、
竹刀を、上手く握れなかったのです。

5本の指には、どれも役目があり、そのひとつがなくなったら、
日常生活に支障を来します。

「小手」をつけていると見えませんが、右手の中指は常時立ったままでした。

「結果論」「タラレバ」を言っても仕方ないのですが、
もし、右手の中指がしっかり「竹刀」を握っていたならば、今日のような負けはなかったでしょうね。

無い骨に「回復」はありませんので、
来年の出場は、また、父が決めれば良いと思っています。

出場を止めるのも、続けるのも、どちらも正解だと思っています。

今回は、僕が出場することになりましたので、
無理をしての出場となりました。

「高齢者剣道大会」に、「親子で出場した」という話は、前例がないと聞いています。
今回で2回目でしたからね。

前回は、団体での参加でした。

僕が「先鋒」
父が「大将」

で、3位になりました。

ですので「全剣連」でも、今回の「親子出場」が、話題になっていたのです。

「回復のない指」であっても、父には剣道を続けて欲しいですね。

剣道を止めると、一気に老け込むことになると思いますので、
試合に「出場する」「しない」は、別のこととして、剣道は続けてもらいたいと思っています。

「親子揃って1勝1敗」

の、日となりました。

 

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