無題
昨日、観戦された方には、
改めまして、全国の「指導者」が集まる大会を観戦してくれてありがとうございました。
「メン」をつけると年齢がわからなくなるでしょう?
あれが、剣道です。
ご高齢な先生方、一見、普通のご老人に見える方もいらっしゃいますが、
「メン」をつけた瞬間に、背筋もしっかり伸び、年齢不詳となります。
みなさんから質問の多かった、「二本の竹刀」を持って戦われる剣士。
あれが、「宮本武蔵」が、「五輪の書」で編み出した、最強の構え「二刀流」です。
短い竹刀を「小太刀(こだち)」、長い竹刀を「大太刀(おおだち)」、または「太刀(たち)」と言います。
これを身につけた剣士は、最強だと「宮本武蔵」は、考えました。
「小太刀」で、相手の剣を押さえつけ「大太刀」で斬りますので、あれが真剣の戦いであった場合、
僕も「二刀流」は、「最強」だと思っています。
しかし、「宮本武蔵」は、「五輪の書」でこそ、それを説きましたが、
実際「宮本武蔵」が、二刀流で戦ったという記録はありません。
「理想の構え」
と、いうところでしょうか。
剣道の試合においては「小太刀」で、撃っても、突いても、まず、1本にはなりません。
相手が、のけぞって倒れるほどの「突き」で無い限り、1本にはなりません。
僕は、「小太刀」で、1本を決めたシーンは観たことがありません。
つまり、「二刀流」であっても、常に警戒するのは「大太刀」の方だけです。
なので、「片手上段」と戦う気持ちで「二刀流」には挑みます。
先日、ご指導を頂いています先生方から、
「あの大会には『二刀流』が、現れるので、経験しておきなさい」
と、「二刀流」をたしなむ先生と試合をさせていただいておりましたので、
今回、いつ「二刀流」と対戦しても良い状態で大会に挑みました。
リーグを勝ち上がっていれば、「二刀流」との対戦もあったでしょうね。
僕が、「音楽」と「剣道」の「二刀流」で生きるとお伝えしましたのは、
「二つの構えで生きる」
と、いうことの表明というだけですので、本来の「二刀流」とは、意味が違います。
ご覧になられたように「剣道」は、歳を取ってもできる「生涯(あえて)スポーツ」です。
剣道をやっていればボケることがありません。
一瞬一秒、もっとミクロの単位で、とてつもない情報が脳を駆け巡ります。
「空手」や「柔道」などもそうなのでしょうが、やはり歳をとれば生身の身体には、無理が生じてしまいます。
剣道は、それを「竹刀」で躱しますので、生涯行えるのです。
少子化により、子供の剣道人口は減って行くばかりですが、
戻り組剣士は、増えてきています。
それでも剣道人口を増やす方法がある。
世間に「剣道観戦」を楽しませればいい。
それは、「オリンピック出場種目」にすることです。
日本人の「愛国心」により、テレビの前では、国民が「日本剣士」に釘付けになります。
もう、数回、ここでも力説してきましたが、
世界では剣道人口は増え続けています。
国から「助成金」をもらっている「韓国」は、オリンピック種目にすることに一生懸命です。
やがて、必ず剣道はオリンピック種目になります。
その時に、「日本剣道」が、勝手に「国際ルール」を決められてはならないのです。
「日本剣道」を、世界に根付かせるためにも、外国主導による「国際ルール」とさせないよう、
「韓国」よりも、更に強く「オリンピック種目」になるよう声を上げて欲しいですね。
「『武士道精神』を重んじる『日本剣道』は、スポーツでない。オリンピック種目へは断固反対する」
と、力説されています方々へ質問したいな。
「武士道精神」を、ありきたりの受け売り言葉ではなく、ちゃんと説明できる方がどれほどいるのでしょう?
「武道」と「スポーツ」の違いを、明確に説明することができる方がどれほどいるのでしょう?
海外の剣士は日本の「武士道」に憧れて剣道をしています。
お叱りを受けるでしょうが、「海外剣士」は、「日本剣士」よりも「武士道」を重んじているように感じることが多いですね。
「日本剣道」に憧れを抱いてる「海外剣士」が、「日本武士道」に憧れを抱いてる今のうちに、
「国際ルール」などというものをつくらせないためにも、凜とした、また頑とした姿勢で、
「オリンピック種目」に向かって頂きたいという、1個人の願いがあります。
このままでは世界の大衆が「韓国剣道」を「剣道」と受け止めるでしょうね。
「剣道の発祥は韓国である」
と、世界に発信していますからね。
誤解されないよう書いておきますが、僕は「韓国」に対して「敵対心」など、まったくありません。
いろんなことが両国間で起こっていますが、すべて「政治」の絡んだ情報操作によって生まれた感情ですので、
どんなことが起きようとも「民間」の我らだけは、互いを認め合い、
人としてのつながりは持っていなければと考えています。
過去、少なくとも2回は、朝鮮半島を「日本国」にした歴史があります。
これも、歴史に残された文献によるものですから、それが事実であったとしても、
「そうしなくては朝鮮半島の人々を守ることができなかった」
などという話もあります。
すべては歴史です。都合良く書き換えられた歴史がほとんどですので、「今を共に生きる」我々の世代で、
誤解をもたない関係をつくることが大切だと思っているのです。
僕は、また韓国でライブを行いたいですよ。
必ず、力を貸してくれる韓国の方々はいます。
「日本と仲良くしたい」と、思っている韓国民がたくさん居るのを、僕は、経験しましたから。
国と国を繋ぐのは「民間」です。
話を戻しますね。
過去、世界選手権は、17回、開催されています。
そのうち、日本は16回優勝しています。
2006年に台湾で開催された「13回 世界選手権」の時に、初めて韓国が優勝しました。
しかし、その時は、日本はアメリカに敗れましたので、韓国とは対戦していないのです。
個人の「世界チャンピオン」は、すべて日本剣士です。
まだ「韓国」には、負けたことがありません。
オリンピック種目にすることで、「審判の力量」など、懸念材料はあるでしょう。
それでも「世界選手権」には、出場し、これだけの成績を遺憾なく発揮しています。
韓国は「韓国剣道」を、信じて稽古に励んでいます。
「打倒!日本!!」
です。
でも、それって素晴らしいことだと思われませんか?
日本に勝つために猛練習を積んでいるのですから。
日本卓球界が中国に挑んでいる姿勢と同じです。
長くなりました。
僕は、オリンピックで日本剣士が表彰台に上がる姿を、
そして、日本国民が誇らしい気持ちになり、みんなで「日の丸」が上がる光景を見たいな。
こう書くと、みなさんも、
「C&A」が、また二人で活動するのを見たいなと思ってくれるのでしょう。
誰にも伝えることの出来ない理由が、日本剣道連盟にもあるのでしょうね。
このままでは、
もう、「C&A」に、再結成がないように。
しっかりと、問題に向き合わないようでは、先はありません。
C&Aは、福岡から上京して、二人で作り上げてきたものです。
あの日の気持ちに戻らなくてはなりません。
僕は「C&A」の歴史が、消えてしまわぬよう、
しっかりと、活動を続けるだけです。