音楽。
実は、10日に、レコーディングを中抜けして、
大石吾朗さんのライブを観に行ってきました。
僕らの世代には「コッキーポップ」の司会の「大石吾朗」さんとして、有名でしたが、元々、吾朗さんは、グループサウンズ「ジ・エドワーズ」のボーカリストなんです。その前は「寺内タケシとバニーズ」のセカンドギタリストとして活躍しておられました。
それはそれは、ものすごい人気だったのです。
僕は、グループサウンズ大好きでしたから。
その後、俳優に転向されたんですね。
僕らがアマチュアだった頃には、「コッキーポップの司会者」として、
プロとアマを繋ぐ架け橋のような存在でした。
「『つま恋』に行ければ、吾朗さんに会える」
そう思っていたアマチュアが全国にいましたからね。
僕らC&Aは、吾朗さんには、本当に可愛がってもらいました。
プロになった後も、よくライブを観に来てくれてましたから。
先日、僕のことを心配してくださった吾朗さんが、僕の家まで訪ねて来てくれたことは、このブログでも紹介させていただきました。
僕より、10歳くらい上なのかな・・・。
その吾朗さんがライブをするというのですから、それはもう、駆けつけたわけです。
感想ですか?
なんだか「音楽」というものを、見せつけられた感じでした。
僕はライブを作品と捉えておりますので、隙のないように作り上げます。
吾朗さんのライブは、その先にありました。
とにかく楽しまれているのです。
もちろん、僕も楽しんでいます。
でも、楽しみ方が違う。
お客さんは、グループサウンズ時代に青春したオーディエンスでした。
なんでしょうねぇ・・・あの表情。
僕より、上の世代の方々の至福顔というのでしょうか。
歌っている吾朗さんに、自分の青春時代を見ているのですね。
ステージの上から、オーディエンスと対話しながら、進めて行くライブ。
あの頃のサウンドを忠実に守りながら。
「オーディエンスが、何を求めているのか」
を、ちゃんと計算し尽くしたライブでした。
僕にとって、これから10年後の音楽との関わり合い方を教えてくれました。
まだまだ、僕は、緻密な計算によってのライブを手放すわけには行きません
が、どこかで、そんな考え方も変わるでしょう。
音楽の楽しみ方に変化が訪れるでしょう。
それが、自然なのですから。
あの和やかさ。
憧れます。
ギターもしっかり弾かれていました。
あんなに上手かったんだなぁ。
10月から、音楽ラジオ番組をやられるそうです。
「コッキーポップ」のような、雰囲気だとおっしゃってました。
僕らの世代は、たまらないだろうなぁ・・・。
僕の方は、
先ほど、
「僕であるために」
の、歌入れが終わりました。