週刊○○さんへ
27日、仙台から東京駅に着いた時でした。
新幹線を降りてすぐ、1人の男が凄い勢いで駆け寄ってきました。
「週刊○○の○○です。一言コメントをいただけますか!?」
突然のことでもありましたし、人がごった返すホームで、
そんな目立つことはできませんので、会釈だけして、
言葉は交わさず、エスカレーターに乗りました。
確かにブログでは、仙台公演を観にくれば、と書いたけど、
本当に、仙台に来てたんだ・・・。
下りの途中で、後ろから、
ドカドカとエスカレーターを降りて来る足音がしたのです。
その記者でした。
「仙台、素晴らしかったです!!我々も心を入れ替えてASKAさんの状況を伝えたいと思っています。一言で構いません、コメントをください」
その時、マネージャーが間に入りました。
「やめて下さい。他のお客さんが乗られてるエスカレーターで、事故があったらどうするんですか!?」
それでも、マネージャーの制止を振り切って、僕にコメントを求める記者。
エスカレーターを降りて、マネージャーが、記者に対応している間に、
僕は、もう1人の会社の人間と、車に乗り、
後ろから誰もつけて来ていないのを確信し、事務所へ戻りました。
きっと今回、どこに、そして誰に取材を申し込んでも断られ、
とうとう、
最後に僕のところへ「アポ無し突撃取材」をしに来たのでしょう。
僕は、何も答えませんでした。
今週号には、記事は出ていなかったようです。
複数に別れた取材を繰り広げても、
誰1人取材に応じなかったようですので、
記事にはならなかったようですね。
「ASKAに近しい関係者」や「ASKAをよく知る業界人」などという手が、もう、使えないのを一番良く分かってるはずです。
○○の○○さん、あなたも○○の看板を背負って取材に来てるなら、
人で溢れかえるJR構内で、
許可なく取材をしてはならないことは知ってますよね?
本当に、誰かが怪我をしてもおかしくないくらいの勢いで、
エスカレーターをかけ降りて来た。
同じ業界人なら、まず、事務所を通すことはルールですよね。
僕には、
「感動しました!!」
と、言ってくれたけど、女性マネージャーには、
「ASKAさんが仙台に見に来いと言ったから観に来たんじゃないですか!!」
そんな豹変ぶりを見せられては、取材にもなりません。
コンサートを観て本当に感動してくれたなら、
それをウチの会社に、そしてマネージャーを通して、
取材の申し込みをするべきだと思います。
○○記者さんは、
週刊誌ならどんなことをしてもいいと考えているのでしょうか。
週刊○○さんは、そういう教育をされているのでしょうか。
ただね、もう世間は、記事の内容だけでなく、
あなた方の取材方法についても
疑問を持ち始めていますよ。
自らの自由な取材、言論活動の首を絞めていっていると思いませんか?
もっと、記者精神を大切にしようよ。
僕は、今、与えられたチャンスと言っても過言ではない音楽活動を、
一生懸命やっています。
少々のネタになるようなことくらいはあるでしょう。
そんなものは誰にだってある。
でも、僕の音楽活動に支障をきたすような事にはなりません。
もちろん、書き方で、どうにでもなるでしょうが、
僕は、ここでその説明を、誤解なくすれば良いだけです。
それで終わりです。
仙台まで、観に来てくれてありがとう。
あなたの目が真っ直ぐなのは、ちゃんと感じましたよ。
P.S
僕の福岡の実家で、
「ASKAさんのお姉さんですか?」
と、また別の記者さんが質問した女性は、僕の姪っ子です。
姪っ子は、60 歳以上に見られて、ショックを受けていましたよ(笑)
◯◯記者さん、
ドンマイ!
です。