先輩後輩。

昨日は、学生と稽古をした後、数人を連れて食事を。
そのまま、会話が「七変化」して行き、学生たちと別れたのは朝方4時近くになっていました。

しっかりと自分の将来設計を語る4年生。
その先輩を「見習わなくてはならない」と、現在の自分を重ねる3年生。
そのようなやり取りを、尊敬の眼差しで見る2年生。

そして、やはり、何度も繰り返し出たのは「剣道」の話でした。

4年生は「全日本学生選手権大会」に出場したほどの剣士ですし、

後輩指導にも一生懸命でした。
全日本に出場できるのは100人に1人、2人です。

僕は彼に質問したんですね。

「なぜ、全日本に出場できたんだと思う?」

即答でした。

「運です。運だけでここまで来れました。人との出会い、

そして縁だけです。」

僕と全く同じだな。

彼が、謙遜ではなく、心からそう思っているのがわかりました。

「でも、周りからは『運も実力のうち』って言われるだろう?」
「はい。でも、本当に運だけなんです。人との巡り合いがなければ、

ここまで来れませんでした」

僕は、よくわかる。
出会いは誰にでもあります。
しかし、それまでのその出会いの、その時々で、

何を受け止めてきたかなんです。

総じて、彼はそれを、

「運だけです」

と、答えました。

努力している人は、自分が努力しているとは思いません。
むしろ「まだまだ頑張らなくては」と、思います。

その姿を見ている者が、「彼は努力を惜しまない人だ」と、語るんですね。

その上で、「自分も負けないように頑張らなくては」と言います。

これが「正」のスパイラルです。

僕は、頑張っているだろうか・・・。
確かに、今は、時間がないほど充実した日々を送ってる。

しかし、それは頑張りか?
いやいや、まだまだ「穴ぼこ」だらけの毎日だ。
何もやれてないじゃないか・・・。

学生の話を聞きながら、自分の「穴ぼこ」を再確認していました。

彼たちには、秋、学生選手権の「団体戦」が待っています。

彼たちには、「スピード」も「勘の良さ」も「テクニック」もある。

僕が、唯一教えることができるのは、瞬時の「駆け引き」だと思います。

「この体勢」「このタイミング」において、多くの剣士はどこを打つか?
その「どこを打つか?」を、一瞬で判断し、先回りして、

その次の一手にかける。



つまり、

「虚をつく」

と、いうことです。

「秋の大会まで、空いてる日には毎日来てください」

コンニャロ・・・。
人を喜ばせやがって。

僕は、簡単に喜んでしまいましたので、そのお世辞をまんまと受け取り、
気持ちは「OB」となり、時間が有る限り、

彼たち学生の稽古に付き合うつもりです。

昨夜は、本当に素晴らしい「先輩」「後輩」の関係。
そして、「愛校心」を見せてもらいました。

先ほど、昨日、お話いたしました、

「5/31(金) 22:00-23:30 フジテレビTWO」で、放送される、

ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA -40年のありったけ- in 日本武道館

の、編集を観て来ました。

ライブ後半の畳み掛けは、時間の都合上、

お見せできないのが残念ではありますが、

「今がいちばんいい」
「歌になりたい」

は、自分でも入り込んで観てしまいました。
オーディエンスが演出してくれてる・・・。
作品にしてくれてる・・・。

ライブ後のインタビューを挟みながらの構成になっています。
1時間半、ぜひ、楽しまれてください。

当日の放送は、

昨年の「ビルボードラシックス」の再放送と繋がっていますので、
合計2時間40分の番組になります。

さて、先ほど、今月の「会報」をもらってきましたので、
今から、読んでみましょうかね。

 

www.fellows.tokyo


ASKA