令和元(2019)年 「玉竜旗高校剣道大会」

札幌時代の高校の恩師、そして、その恩師の後輩のお二人。
「後輩」と簡単に説明してはならなく、

僕が東京で通っています「指導者先生たち」のお一人ですので、
本来「〇〇先生」と、呼ばなくてはならないのですが、恩師から

「『先生』と呼ばず『先輩』と言え」

と、言われていますので、「〇〇先輩」と呼ばさせていただいております。

昨年、僕が「四段」を受験する際、先生方は、僕のスケジュールに合わせてくれまして、稽古日ではない日にも、昼夜問わず、集まってくださいました。

恩師と、その「〇〇先輩」を引率する形で、
本日「玉竜旗高校剣道大会」初日を観戦してまいりました。

明日が、決勝戦です。
本日、勝ち上がった高校だけが、明日の決勝トーナメント出場権を得ることができます。

僕は、高校時代「札幌第一高等学校」から、

この 「玉竜旗高校剣道大会」に出場するために、
福岡第一高等学校」に転校いたしました。

多感な年齢です。

いろいろあって、残念ながら、僕は剣道部を辞めてしまいまして、
結局「玉竜旗高校剣道大会」に出場することはできず、

「剣道を辞めてしまった」

と、いう虚無感の中で学園生活を送っていた時に、

音楽と出会い、今に至ります。

この「玉竜旗」は、子供の頃からの憧れの大会でした。



以前も、説明いたしましたが、5人1チームで構成される「団体戦」です。

「インターハイ」で全国優勝したチームでも、この「玉竜旗」では、
1回戦で敗退してしまうことのある大会です。

チームに飛び抜けて強い選手が一人居れば、極端な話ですが、
勝ち抜き戦ですので、例えば、その「飛び抜けて強い選手」が、先鋒であった場合、その先鋒が、相手チーム5人を、1人で、負かすことができるというルールの大会です。

この瞬間、

「5人抜き」

と、なり、その選手には「敢闘賞」が贈られます。
次のチームで、また「5人」に勝てば、

「10人抜き」

と、なります。

会場内の天井に設営されていますスクリーンボードには、

このように表示されます。



過去、最多勝ち抜きは、
第75回大会 先鋒 高橋孝司郎選手(鹿児島実業)が記録保持者でして、
なんと「24人抜き」をやってのけてます。

この「玉竜旗」を観戦したのは、初めてでした。
元々、「九州」だけで行われていた大会でしたが、

いつの頃か、その大会の名は全国高校剣士に轟き、
今では、沖縄〜北海道まで、つまり全国大会となりました。

現在、この「玉竜旗高校剣道大会」は、
高校剣士にとって「インターハイ」よりも価値ある大会となっています。

実は、初めての観戦だったのです。

僕のひとつの母校「札幌第一」は、2回戦敗退となりましたが、
もう一つの「福岡第一」は、順調に勝ち上がっていました。

今年の予想優勝高校は、下馬評では、

「福岡大濠高等学校」
福岡第一高等学校

そして、最近テレビなどでも、よく取り上げられています。

「熊本九州学院高等学校

が、上がっています。

今日は、「福岡大濠高等学校」の父兄さんが席を譲ってくれまして、
ゆっくり観戦することができました。

僕は、福岡に編入試験を受ける際、その「福岡大濠」だけに絞りましたが、
その編入試験で、落ちてしまったんですよね。

高校生浪人になるところを、

土壇場で「福岡第一」が、僕を拾ってくれました。

剣道を続けていれば、

僕は、おそらく、今日引率をした札幌の恩師の一声で、
日本体育大学剣道部」を経て、どこかの中高の体育の教員になっていたと思います。

「警察官」「機動隊」「自衛官

この選択の中で、一番現実的でしたのは「教員」だったかもしれませんね。

観戦中、いろんなことを考えながら、
やっぱり、

「自分は音楽を選んで良かった。今が一番いい」

と、思ったのでした。

本日は、19時近くまで試合が行われるはずです。
明日の決勝戦に進むために「高校剣士」が白熱した試合を展開しています。

試合後の、混雑を避けようと、
先ほど、帰ってまいりました。

こうは書いても、結局先生方を「引率」してくれたのは「祥太」でした。
車で「送り迎え」してくれたんですよね。
祥太、剣道観戦にハマってます(笑)

「玉竜旗高校剣道大会観戦」

イイ1日になりました。

 

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