音楽誌の取材。

あれから、初めての音楽誌の取材を受けました。

 

音楽と人

 

以前、2度ほど、その雑誌に載りました。

取材において、語ることを事前に考えたのは、初めてのことでした。

 

ライターの方は、ニューアルバム「Too many people」のことだけを語って欲しい」と。いうことでしたが、読み手には不自然でしょう。

 

僕は 、やはり事件から語らなければ不自然だと思い、それを伝えて取材は始まりました。

 

静かな空気の中で取材は行われました。

ライターの方は、もうアルバムを聴きこんでくれていて、歌詞中のフレーズなど、すっかり覚えてくれていました。

 

取材の中で、自分ではしっかり胸に刻んでいたことですが、言葉にすると、再び熱い気持ちが口から溢れてきました。

 

このアルバムは、仲間の支えによって完成できたのだと。

 

参加してくれたミュージシャンたちは、皆、一線で活躍している人たちなので、ほぼどこかの事務所に所属しています。

 

コンプライアンスの問題で、事務所との衝突もあったことが、様子から伺えましたが、誰もそれを口にしませんでした。

 

これまでも、小さなことや、受け取り方の違い、誤解はあったでしょう。

 

僕が、気づかなかったことがあったと思います。

それでも彼たちは、「何があっても仲間だ」「家族だ」と、いう気持を、持っていてくれましたので、壁を壁とせず、それを飛び越えて参加してくれました。

 

スタジオでの演奏後に、ひとりひとりが、カメラの前で、集約された気持を語ってくれていた映像を、先日観たばかりでしたので、取材中、鼻の奥がツンと熱くなりました。

 

音楽と人

 

は、3月上旬の発売です。

 

ASKA