喜んでもらえることが僕の喜び。
カラオケを、こんなに喜んでもらえるとは、思っていませんでした。
僕は、カラオケをほとんどやりませんが、やはり、その場の流れで、カラオケの場に誘われることが多く、いろんな人たちの歌を側で聴いてきました。
そして、僕が思っていることを、書かせていただきますね。
まず最初に、僕は、歌が上手くありません。
本当にそうなんです。僕は、自分が上手いと思ったことは、一度もありません。
長い歌生活の中で、そう聴こえるように歌っているのだと思っています。
僕が、本当に「こいつは上手い!」と、唸ってしまうのは、
玉置ですね。あいつは、化け物のように上手いです。
囁くようなウィスパーボイスから、パワーボイスまで、あんなに安定感のあるボーカリストはいません。
あいつは、カラオケへの拘りがありませんので、ボックスに入ると、すぐにマイクを持ちます。どんな曲も、歌いこなします。
「オマエは、日本一歌が上手い!」
と、僕は、いつも言っています。
話を戻しますね。
一般の方々も、最近は本当に上手くなりました。
もちろん、カラオケで歌われているからでしょう。
テレて歌っていると、その波長が歌に表れます。
すでに、マイクを持っていることから、歌は始まっています。
テレている人は、歌を音符で・・・、もっと、分かりやすく言うと、メロディを線のように歌いますので、カクカクシカジカとなってしまいます。
そして、自分の声の限界を自分で察知して、高い音になると、なんとかそこに届かせようと、声を置きに行く。
つまり、そこに届きたいがために、逃げ延びたような歌になるのです。
逆ですよね。
意外に、出るものなんです。声というのは。
例えば、遠くにいる人を呼ぶとき、
「おーーーい!」
と、手を振りながら声を出します。やってみてください。
いや、違う。
「おーーーい!!」
です。
ほら?お腹から、声が出ていて、やけに安定してませんか?
このとき、すでに腹式呼吸に入っています。
この、
「おーーーい!!」
で、歌えば良いんです。
後は、それを使うところと、使わなくても良いところを、自分が知れば良い。
これだけで、すでに70%くらい歌が上手くなっているはずです。
いや、歌が上手いように、聴こえさせてるはずです。
プラス、抑揚、慌てない、成りきる・・・。
なんて、上手くない僕がレクチャーするのはおこがましいですが、これさえ心がけていれば、いきなり歌になるようです。
みなさん、長い間、騙してすみません。
これからも、騙してみせます。
さ、みなさんも騙してみてください。